<新型コロナ>食品工場クラスター発生 123人感染8人死亡 埼玉の累計感染3万人超 小中校で学級閉鎖
埼玉県などは7日、新型コロナウイルスに感染した8人が死亡し、新たに123人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が71人、さいたま市25人、川口市15人、川越市2人、越谷市10人。県内の新規感染者の累計は3万人を超え、3万58人(チャーター便帰国者含む)となった。また、日曜日としては2月14日以来、3週間ぶりに100人を超えた。
これまでに確認された死者は626人(7日午後6時現在)。
6日午後9時時点の重症者は39人、感染者の入院は609人、ホテル療養18人、自宅療養134人、退院・療養終了は2万7993人。
県によると、県管轄では60~100代の男女8人が死亡した。詳細が判明したのは、未就学児~90代の男女79人。クラスター(感染者集団)では、医療機関と高齢者施設が各二つで、入院患者と入所者ら新たに6人の感染が確認された。また7人の感染が確認された食品工場をクラスターが発生したと判定。同工場の累計の感染者数は22人となった。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女25人。60代女性、80代無職女性、90代無職女性はいずれも基礎疾患のため、市内医療機関に入院中に感染したとみられる。2月18~27日にかけて発症し、3月6日に陽性が判明した。10歳未満の女子児童は市立小学校の児童で、教諭1人を含むクラス37人を検査。市教委によると、同クラスを学級閉鎖とする。
川口市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女15人。10歳未満の女児と20代~50代の女性3人は、クラスターが発生している市立保育所の園児と職員で、感染者は園児15人、職員7人の計22人となった。市立中学校の男子生徒の感染が判明し、同クラスを学級閉鎖とする。
越谷市によると、感染が判明したのは10~80代の男女10人。
川越市によると新たに感染が判明したのは、40代会社員男性と70代無職女性の2人。