<お持ち帰りグルメ>自慢の「カオマンガイ」とてもおいしい! 川口の「ココシバ」、開店以来の味
2021/03/08/00:00
JR蕨駅東口の川口市芝銀座通り商店街にある書店兼カフェ「ココシバ」は、吉松文男さん(62)と直子さんの芸術家夫妻、小さな出版社を主宰する小倉美保さん(55)ら3人の店だ。2018年、商店街の空き店舗で開業した。コロナ禍の20年3月からテークアウトを始めたのが開店以来の自慢料理で、タイの郷土料理カオマンガイだ。
07年、小倉さんはシンガポールから鉄道でクアラルンプールへ、そして空路でバンコクへ。アジアの各地で暮らす大学の同窓生を訪ねる旅をした。シンガポールの駅で当地の友人が渡してくれた弁当がカオマンガイだった。マレー半島の東側、マラッカ海峡の海辺を走る列車の中で食べた。
「おしゃれな竹筒に入っていて、とてもおいしかった。一番好きな食べ物になった。いろんな文化が交じった味だと思う」と小倉さん。
タイではカオマンガイ、シンガポールではシンガポールチキンライス、中国では海南鶏飯と呼ばれる。
チキンをゆでたスープで宝石のように透明なタイ米を炊き上げる。薄切りのチキンを載せ、キュウリやミニトマト、パクチーで飾る。甘辛と酸味の利いた2種のソースをかけて食べる。1人前700円。ほかにコーヒーとドッグセット(同600円)。
【メモ】ココシバ
埼玉県川口市芝5―5―13(電話048・499・1719)。営業時間は午前11時~午後8時。月曜定休。JR蕨駅東口徒歩5分。