河津桜が見頃、菜の花も 鷲宮を流れる青毛堀川沿い 写真撮影ご満悦 ほかの桜の名所、いつ見頃
2021/03/08/00:00
埼玉県久喜市鷲宮を流れる青毛堀川沿いに植えられた河津桜が、例年より1週間ほど早い2月下旬から見頃を迎えた。川辺を訪れた人々が、早くも散り始めた桜と土手の菜の花を眺めながら、そぞろ歩きを楽しんだ。
青毛堀川の河津桜は、17年ほど前に「日本さくらの会」から寄贈された苗を植樹したもの。桜並木は鷲宮神社横の宮前橋から下流に2・5キロにわたって植えられており、市のホームページでも開花情報が紹介されている。
もともと通学路や散歩コースになっている川辺だが、桜の時期にはカメラを手にした人の姿が目立つ。飼い犬の写真撮影が趣味の加須市の田中裕子さん(41)も「季節の花や風景を楽しみながら撮るのが好きなんだけど、うまく菜の花や桜の中で撮れた」とご満悦だった。
青毛堀川だけでなく、久喜市内には同時期に植樹された桜の名所がある。今月末には天王新堀や江川などに植えられたソメイヨシノが、4月上旬から中旬にかけては東鷲宮のヤマザクラが見頃を迎える。コロナ下、17年目の桜が住民の貴重な癒やしになりそうだ。