埼玉新聞

 

<新型コロナ>埼玉で変異株20人感染…30~40代の2人重症 工場クラスターなど65人感染4人死亡

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは8日、新型コロナウイルスに感染していた男女4人が死亡、新たに65人の感染を確認したと発表した。また、県は新たに変異株の感染者が20人確認されたと発表した。感染者の内訳は、県発表が44人、さいたま市7人、川口市10人、川越市2人、越谷市2人。

 県によると、変異株の感染が確認されたのは10歳未満~70代の男女20人。これまでに確認された陽性者の家族やその職場関係者、海外渡航歴のある人で、このうち基礎疾患のあった30代と40代の男性2人が重症という。2月下旬から解析結果待ちとなっていた検体をまとめて公表し、株の由来は判明していない。

 これまでに確認された感染者は3万123人(チャーター便帰国者含む)、死者は630人(8日午後7時現在)。

 7日午後9時時点の重症者は39人、感染者の入院は598人、ホテル療養251人、自宅療養191人。退院・療養終了は2万8050人。

 県によると、県管轄では60~80代の男性3人が死亡した。8日に詳細が判明したのは未就学児~80代の男女33人。クラスター(感染者集団)関連では、県内の食品工場で1人感染し、計23人となった。また、県内の医療機関1カ所で関係者1人の感染が判明した。

 さいたま市によると、感染が判明したのは20~80代の男女7人。50代男性医療職は市内医療機関に勤務、家族が既に感染しており、中等症で入院している。市教委によると、市立小学校の50代男性教諭の感染が判明した。

 川口市によると、入院中だった70代の女性が8日に死亡した。感染が確認されたのは未就学男児から70代無職女性までの10人。うち4人はクラスター発生の市立保育園関係者(園児2人、職員2人)。この保育園の感染者は計27人(園児17人、職員10人)になった。

 川越市によると、10歳未満の女子児童と、10代の男子高校生の2人の感染を確認。

 越谷市によると、感染が判明したのは、いずれも市内に住む40代の男女2人。

ツイート シェア シェア