埼玉県秩父市大宮の羊山公園にある「芝桜の丘」で、シバザクラが見頃を迎えた。武甲山の麓に広がる約1万7600平方メートルの緑地は、白やピンク、紫色に染まり、多くの来場者が春の絶景を楽しんでいる。

　芝桜の丘は、オータムローズやスカーレットフレームなど10種類、40万株以上のシバザクラが植えられている。秩父観光協会によると、今年の開花は昨年より1週間ほど遅く、気温25度以上の夏日が今後続かなければ、芝桜まつり期間の5月6日まで絶景が楽しめそう。

　まつり期間中は、地元の特産品を使用した出店が並ぶ「ちちぶマルシェ」が会場中央口付近で開催されている。

　芝桜の丘の入園料は一般300円、中学生以下無料。アクセスは秩父鉄道御花畑駅か西武秩父線西武秩父駅で下車し、徒歩約20分。問い合わせは、芝桜対策本部（電話0494・21・3298）へ。