埼玉県さいたま市の省エネ家電買い換え促進キャンペーンが好評を博している。現在の申請のペースで推移すると、5月上旬にも予算額に達し、市は受付を終了する見込みとしている。受付終了後は申請チケットを持っていても手続きができないことから、市は早めの申請を呼びかけている。

　市ゼロカーボン推進戦略課によると、同キャンペーンは3月22日に開始し、省エネ家電の買い替えで最大7万円のキャッシュレスポイントを還元する。4月18日現在、申請金額で予算額約13億4千万円の約59％に達している。対象となる4種類の家電のうち、冷蔵庫、エアコン、発光ダイオード（LED）照明器具、テレビの順で申請が多い。

　期間は9月30日までとしていたが、5月上旬にも上限額に達すると見込んでいる。家庭での温室効果ガス排出量の削減、エネルギー価格の高騰による電気料金の負担軽減、市内事業者への経済的支援を目的とした事業で、市報や交流サイト（SNS）などで周知した結果、市民の関心が高まったという。同課は「事業の目的に資する成果が出た」と話している。

　冷蔵庫、エアコン、テレビの申請は、設置したことを示す家電リサイクル券が必要。同課は「対象の家電を購入した人は、早めに申請してほしい」と呼びかけている。

　問い合わせは、市民用コールセンター（電話0570・000・462＝午前9時～午後6時）へ。