ヤオコーなど40店が今後開店 ビバモール蕨錦町が開業 防災商品を拡充、災害拠点としての性能も
2021/03/11/00:00
ホームセンター大手のビバホーム(埼玉県さいたま市浦和区)は10日、蕨市内に「ビバモール蕨錦町」を開業した。入店人数制限やアルコール消毒などの感染対策を徹底しながらも、開店1時間足らずで1800人を超える来店客が足を運んだ。
同モールは旧イトーヨーカドーの建物を活用。同日開店の日用品や家庭用品などを取り扱う「スーパービバホーム蕨錦町店」のほか、今後順次スーパーのヤオコーや飲食店、アパレル店など約40の専門店が開店する。中核のスーパービバホームでは10万点の商品を取りそろえ、なかでも生活継続計画(LCP)をコンセプトにした防災対策商品を拡充。その他、店舗の災害対応設備として非常用自家発電機、非常用給水設備を設置し、災害拠点としての性能も果たす。
同社の渡辺修社長は開業に際して「東日本大震災から10年が経過し、防災意識をいま一度高める必要がある。自社製品を中心に地域住民の暮らしを支えられるように努めたい」と述べた。
ビバモールの出店は県内で6カ所目で、ビバホームは19店目となった。商圏は半径約10キロ、近隣住民などのファミリー層や周辺のリフォーム業を中心とする建築関連業者などを主要客として想定している。