冷凍庫に乳児遺体を遺棄、母親に2年求刑 検察、人の形とどめない「残酷」 弁護側、猶予付きが相当/地裁
2021/03/13/00:00
自宅の冷凍庫内に乳児の遺体を遺棄したとして、死体遺棄の罪に問われた、埼玉県川口市領家3丁目、無職の母親(28)の論告求刑公判が12日、さいたま地裁(蔵元匡成裁判官)で開かれ、検察側は懲役2年を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求めて結審した。判決は29日。
論告で検察側は「人の形をとどめない状態で遺体を隠しており残酷」と指摘。保身のために犯行に及んだとみられることについても「身勝手」として、懲役2年を求刑した。
弁護側は精神的に追い詰められるなど酌むべき事情があるとして、「執行猶予付き判決が相当」と求めた。
起訴状などによると、母親は昨年7~11月までの間、川口市領家の自宅マンションの一室で、次男=当時(0)=の遺体を冷凍庫に入れるなどして遺棄したとされる。