秩父市は22日、同市を舞台にしたオリジナルストーリーによる長編アニメ映画「空の青さを知る人よ」（空青）が10月11日に全国東宝系で公開されると発表した。

　2011年にテレビ放映されたアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」（あの花）、15年に公開されたアニメ映画「心が叫びたがってるんだ。」（ここさけ）に次ぐ、3作目で秩父3部作が完成する。クリエーターチーム「超平和バスターズ」が再集結し、脚本は同市出身の岡田麿里さん、監督は長井龍雪さん、キャラクターデザイン・総作画監督は田中将賀さんが担当する。

　あの花やここさけはヒットを記録し、舞台となった秩父には「聖地巡礼」と称して大勢のファンが訪れた。同日に行われた定例会見で、久喜邦康市長は「あの花の時に比べ、秩父は人を迎える環境が整ってきている。またたくさんの人が秩父に来て、喜んでもらえるようにしていければ」と話していた。