埼玉新聞

 

しまむら好調、前期比9割増に 気温低下や在宅勤務で効果的に商品を投入 秋冬物が堅調、利益率も改善

  • しまむら純利益、前期比9割増に

 しまむら(埼玉県さいたま市大宮区)は16日までに、2021年2月期の連結純利益が前期比99・3%増の261億6300円になりそうだと発表した。従来予想は46・3%増の192億600万円だったが、69億5600万円上方修正した。全国的な気温低下で秋冬物が好調。在庫の適正化で効果的に商品を投入したことで値下げを抑制し利益率も改善した。新型コロナウイルス禍に伴う巣ごもり消費で室内着なども堅調だった。

 売上高は4・0%増の5426億800万円で、従来予想から139億4500万円上方修正した。通期の既存店売上高は2・6%増、客単価は4・3%増と伸長。新型コロナによる在宅勤務などで部屋着やインテリア商品、気温低下で肌着や寝具類が好調だった。営業利益は65・4%増の380億2600万円と、従来予想から71億3700万円上方修正した。

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