ヤオコー蕨錦町店、蕨のビバモール内に開業 若年層獲得へしゃぶしゃぶなど強化 店内手作りスイーツも投入
2021/03/18/00:00
ヤオコー(埼玉県川越市)は17日、蕨錦町店(蕨市)をオープンした。新店開設で蕨市内2店、県内92店体制となる。主要商圏とみる半径3キロ圏内には35万人が住む人口密集地。特に多い20~50代の集客と需要の掘り起こしへ、価格訴求に努めつつ店舗限定品などを投入し、初年度売上は35億円を目指す。
昨年5月末で閉店のイトーヨーカドーの建物を改装し、10日に先行開業した複合商業施設「ビバモール」内に出店した。近年、都市部では連動して集客が見込める複合商業施設内への出店も強化しており、新店もその一環。
売り場面積が2600平方メートルの大型店。特に半径2キロ圏では人口と世帯が増加傾向で、流入が続く30~40代の子育て世帯や20歳代の単身者をターゲットに集客を図る。
品ぞろえは1万4千点。若年層の支持獲得へ、精肉では各種用途で利用できる牛ブロック、しゃぶしゃぶカテゴリーなどを強化し、大型パック商材の品ぞろえを充実させた。鮮魚では週末などに単品盛りバイキングを実施する。
総菜ではすし部門でサバ、アジ、イワシなど青魚商品の販売を強化し、他店で支持を集めるローストビーフ商材も充実させる。近年注力する直輸入商材の販売も推進し、レモン果汁やパスタ関連、ワインなどの取りそろえを強化した。ベーカリーで新店限定商品の「あん食パン」や、店内手作りスイーツも投入し、競合店との差別化を図る。