埼玉新聞

 

エドヒガンザクラが開花、花見客ら目を細める 寄居の鉢形城公園、樹齢150年超の巨木に薄いピンクの花

  • 五分咲きとなっているエドヒガンザクラ=16日、寄居町鉢形

 「氏邦桜(うじくにざくら)」の愛称で親しまれている埼玉県寄居町鉢形の鉢形城公園のエドヒガンザクラが開花した。訪れた人たちは樹齢150年を超える巨木に咲き誇る薄いピンク色の花観賞に目を細めている。

 愛称を募集した際、園内にある鉢形城跡の城主北条氏邦にちなんで「氏邦桜」になった。

 町の指定天然記念物で、2本の桜の木が伐採され、その根本から12本の芽が成長したとされている。木の高さは18メートル、枝張りは東西23・5メートル、南北21・8メートル、根回りは6・5メートルと大きく、見応え充分。青空の下でコロナ禍を吹き飛ばすかのようにたたずんでいる。見頃は21日ごろまで。

 問い合わせは、同町生涯学習課(電話048・581・2121)へ。

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