熊谷地方気象台は19日、埼玉県の熊谷でサクラが開花したと発表した。熊谷桜堤で観測しており、過去30年間の観測値を平均した平年値より10日早く、1953年の統計開始から3番目の早さという。昨年より1日遅かった。
熊谷桜堤は約2キロにわたって約500本のソメイヨシノが並び、日本さくらの会の「さくら名所100選」にも選ばれている。しかし、今年は新型コロナウイルス感染防止のため「さくら祭」は中止に。愛犬の散歩を兼ねて桜を見に来た地元の女性(72)は「コロナのことは心配しているけど、花を見ると癒やされますね」と話していた。