埼玉新聞

 

<新型コロナ>感染再拡大の兆候、早期の把握に 希望者を対象、埼玉県内の主要駅でモニタリング検査

  • スタッフから説明を受ける検査希望者ら=20日午後、県内の主要駅構内※画像の一部を加工しています

 新型コロナウイルスの感染再拡大の兆候を早期に把握するため、繁華街などで幅広くPCR検査キットを配布する「モニタリング検査」が20日、埼玉県内の主要駅で行われた。

 モニタリング検査は希望者を対象に実施。駅構内に設けられた専用のブースで、健康面などに関する確認事項や説明を受けると、その場で検査キットを配布。希望者自身が自宅で唾液を採取し、検査会社に郵送すると、事前にインストールしたスマートフォンアプリを通して検査結果が届くという

 検査キットを受け取った会社員男性(62)は「感染すれば家族や会社にも影響が出てしまう。緊急事態宣言の解除で、世の中の気が緩む心配もあるので、検査してみようと思った」と話した。

 県感染症対策課の横内治課長は「感染拡大の防止とまん延の防止につなげていきたい」としている。県は今後、県内の主要駅や繁華街などで定期的にモニタリング検査を行う方針。

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