埼玉新聞

 

下水汚泥を肥料に 埼玉県が全国初登録 燃料灰原料、「荒川クマムシくん1号」

  • 下水汚泥燃焼灰「荒川クマムシくん1号」(県提供)

    下水汚泥燃焼灰「荒川クマムシくん1号」(県提供)

  • 下水汚泥燃焼灰「荒川クマムシくん1号」(県提供)

 埼玉県は30日、荒川水循環センター(戸田市)での下水処理過程で発生した汚泥の燃焼灰を原料とする「荒川クマムシくん1号」が、菌体りん酸肥料として登録されたと発表した。下水汚泥燃焼灰を菌体りん酸肥料として登録したのは全国初。同日の会見で大野元裕知事は「まずは実際に農地で使用していただくこと。リン肥料の代替として認めていただき、経済的にも一定程度の成果を証明した後、横展開ができれば」と話した。

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