埼玉新聞

 

おいしさ、楽しさ盛りだくさん! 杉戸の道の駅で「出張子ども食堂」開催 コロッケカレーを無料振る舞い

  • 来場者にコロッケカレーを無料提供した「出張子ども食堂」=埼玉県杉戸町の道の駅・アグリパークゆめすぎと

    来場者にコロッケカレーを無料提供した「出張子ども食堂」=埼玉県杉戸町の道の駅・アグリパークゆめすぎと

  • 来場者にコロッケカレーを無料提供した「出張子ども食堂」=埼玉県杉戸町の道の駅・アグリパークゆめすぎと

 埼玉県杉戸町才羽の道の駅・アグリパークゆめすぎとで「出張子ども食堂」が行われ、コロッケカレー150食を来場者に無料で振る舞った。

 主催は県子ども食堂ネットワーク(東海林尚文代表理事)で、昨年8月の開催に続き2回目。同施設内の食堂「あぐり亭」を会場に、明治安田生命埼玉東支社の職員らが、ボランティアでカレーライスの配膳を行った。

 同町在住の小林良さん(35)は、町内の子ども食堂が発信した交流サイト(SNS)で催しを知り、妻と長男、次男の4人で来場。5歳の長男は「コロッケもカレーもおいしかった」と好評のコロッケカレーを満喫した。

 道の駅の広場では、ベーゴマやけん玉などの昔の遊びが体験できたり、絵描きたこの制作、革製品のアクセサリー作り、宮代町の「昆虫博士」の標本展示などが行われ、子どもたちでにぎわっていた。また同支社による野菜摂取量のチェックコーナーでは「野菜を食べて健康管理を」と呼びかけた。

 同道の駅と明治安田は、フードドライブ事業を昨年1月に協働で開始したことから、主催者との連携で、前回同様に会場提供やイベント告知、職員ボランティアの協力で実現した。また今回は白百合学園がアグリパークで育てた米30kgをカレーのご飯にと寄贈。地元ロータリークラブもイベントに協賛した。

 東海林代表理事は「横のつながりができ、協力の輪が広がってきてうれしく感じる。持っているものを少しずつ出し合って、子ども食堂の活動につなげていきたい」と話した。

ツイート シェア シェア