埼玉新聞

 

“実家の味”いつでも、いつまでも…卒園生に「給食パスポート」 春日部の児童養護施設、子への思い形に

  • 給食チケットを手に「困ったときはいつでも来てほしい」と笑顔で話す斉之平伸一理事長(後列左)ら職員=4月29日、埼玉県春日部市の「子供の町」

    給食チケットを手に「困ったときはいつでも来てほしい」と笑顔で話す斉之平伸一理事長(後列左)ら職員=4月29日、埼玉県春日部市の「子供の町」

  • 食事をしながら近況を話す卒園生(手前)=4月29日、埼玉県春日部市の「子供の町」

    食事をしながら近況を話す卒園生(手前)=4月29日、埼玉県春日部市の「子供の町」

  • 給食チケットを手に「困ったときはいつでも来てほしい」と笑顔で話す斉之平伸一理事長(後列左)ら職員=4月29日、埼玉県春日部市の「子供の町」
  • 食事をしながら近況を話す卒園生(手前)=4月29日、埼玉県春日部市の「子供の町」

 有効期限は「好きな時まで」―。児童養護施設を運営する「子供の町」=埼玉県春日部市西金野井、斉之平伸一理事長(75)=は、卒園生も園の食事を無償で味わえる「給食パスポート」を手渡している。「一人じゃないよ」「困ったら思い出して」。そんなメッセージを込め、虐待などさまざまな事情から親を頼れない子どもを支援している。斉之平理事長は「子どもたちにとってここは実家。困ったときはいつでも相談に来られるきっかけを作りたい」と話す。

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