埼玉新聞

 

サクランボ狩りいかが、埼玉・狭山で初 11種類を栽培、4月から予約開始予定 新たな観光拠点に期待

  • 「あまみごえファーム」で生産されるサクランボウ(三共木工提供)

 梱包(こんぽう)材製造販売などを手掛ける「三共木工」(埼玉県川越市)は、果樹生産・販売を行う企業と6月から、狭山市では初となるサクランボ狩り体験施設を開業する。収穫体験を始め、食育や農業コンテンツの発信なども行い、新たな観光拠点として集客を図っていく。

 同社は2017年から農業へ異業種参入し、トマトやイチゴなどの農産物を生産・販売している。18年にはイチゴ狩り農園をオープン。蓄積してきた運営や集客のノウハウを生かし今回、サクランボ狩り体験施設の運営や受け付け窓口などを担当する。

 生産するのは、不動産業などを展開する東洋ビーネット(東京都中央区)が運営する「あまみごえファーム」。川越市の農業法人第1号として14年から果樹栽培をスタート。サクランボは16年から、隣接する狭山市で栽培を始め、20年5月に初収穫を迎えた。佐藤錦や紅秀峰など11種類の品種を栽培する。

 三共木工は今年「いも堀り体験」も実施するほか、収穫体験のノウハウ提供を通じて地元農家と協業を進めるなど、農業事業の強化を図っていく考えだ。

 サクランボ狩りの予約は4月から開始する予定。

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