埼玉新聞

 

<高校野球>花咲徳栄、3年ぶり春の関東大会へ 昌平は2年連続進出 激戦必至の決勝戦、みどころは

  • 準々決勝以降の組み合わせ0505

    準々決勝以降の組み合わせ

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(第7日、4日・県営大宮)

 準決勝を行い、花咲徳栄と昌平が決勝に進出した。決勝進出は花咲徳栄が3年ぶり12度目、昌平が2年連続3度目。両校は春季関東大会(18~21、25、26日・群馬)の出場権を獲得。関東大会出場は花咲徳栄が3年ぶり12度目、昌平が2年連続3度目となる。

 昨秋覇者の花咲徳栄は山村学園を8―4で下した。3―4の九回に打者10人の猛攻で5得点。1死満塁で目黒が四球を選び同点とし、続く生田目が右越え適時二塁打を放ち2点を勝ち越した。2死後、横山の中前適時打でさらに2点を追加した。

 昌平は春日部共栄に4―2で競り勝った。二回、相手の守備が乱れた隙に1点先制。三回に1死二塁から山根の右前適時打などで2点を追加すると、五回には園田がソロ本塁打を放った。投げては古賀、鈴木、山根の継投で2失点に抑え逃げ切った。

 最終日は5日、県営大宮で決勝を行い、花咲徳栄―昌平(10時)のカードで春の頂点を懸けて争う。

■王座奪還か、2連覇か 昨秋の県決勝の再戦

 昨秋の県決勝の再戦。秋は8―5で花咲徳栄に軍配が上がった。打力に自信を持つ花咲徳栄が13年ぶりの王座奪還を果たすか、攻守に磨きをかけた昌平が2連覇するか注目の一戦だ。

 花咲徳栄は4試合で5本塁打を含む45安打、38得点。右の主砲石塚の前に、打率4割超えの斎藤、7安打8打点の生田目が並ぶ。ここまで26四死球を選んだしたたかな打線で攻め立てる。

 昌平は強化した守備力を発揮できるか。ここまで8回を投げ被安打2の鈴木、多彩な変化球で打ち取る古賀らゲームメークにたける投手の先発が濃厚。攻めては大槻、山根、桜井、園田の上位打線で確実に得点したい。

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