埼玉新聞

 

しだれ桜の薄ピンク色、岸辺にほんのりと さいたまの民家園の池、土蔵造りの石蔵と美しく映る

  • 民家園の池に映る石蔵(右)と管理棟

 埼玉県さいたま市緑区下山口新田の「浦和くらしの博物館民家園」の池に、石蔵と管理棟が映っている。岸辺のしだれ桜の薄ピンク色もほんのりと映り美しい。

 石蔵は旧浦和市農業協同組合三室支所倉庫。大谷石と漆喰(しっくい)の土蔵造りで、米の倉庫として使われていた。現在は、湯たんぽ、石油ランプ、石臼(いしうす)など昔の暮らしの道具が展示されている。

 石蔵の西側は広場。周りの柳など木々の新緑がきれいだ。広場の北側に煎餅店だった旧高野家住宅、雑貨や砂糖などを扱っていた旧綿貫家住宅が並ぶ。どちらも旧中山道沿いに立っていた。

 ほかにも古民家、長屋門などが公開されている。見学無料。JR浦和駅東口から国際興業バス大崎園芸植物園方面行きに乗り、「念仏橋」バス停下車。

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