<新型コロナ>変異株8人感染、初の南アフリカ株が 埼玉152人感染…旅行、カラオケ大会に参加
埼玉県などは31日、新型コロナウイルスの感染者を新たに152人確認したと発表した。また、県は22~28日で新たに変異株の感染者が8人確認されたと発表した。感染者の内訳は、県発表が83人、さいたま市36人、川口市17人、川越市6人、越谷市10人。感染者が150人を超えたのは3月13日の183人以来18日ぶり。
県によると、変異株に感染したのは10~70代の男女8人。いずれも軽症で、累計感染者は72人となった。うち50代男性はこれまでに変異株の感染が確認されている40代男性の職場関係者で、20~50代の男女3人と10~50代の男女3人はそれぞれ同居家族だった。また、県は40代女性が南アフリカ株に感染していたと明らかにした。同株の感染の確認は県内で初めて。
これまでに確認された感染者は3万2828人(チャーター便帰国者含む)、死者は700人(31日午後7時現在)。
3月30日午後9時時点の重症者は37人、感染者の入院は478人、ホテル療養311人、自宅療養292人。退院・療養終了は3万0655人。
県によると、31日に詳細が判明したのは未就学児~80代の男女70人。高齢女性1人は、参加したカラオケ大会で感染した。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~70代の男女36人。市内専門学校に通う20代女性は、感染が疑われる友人と旅行に出掛けていた。市立小学校に通う男子児童は母親が陽性だった。
川口市は新たに20~90代の男女17人の感染が確認されたと発表した。
越谷市によると、新たに感染が判明したのは20~70代の男女10人。市は消防署に勤務する50代男性と市立保育所に勤務する30代女性が感染したと発表した。
川越市によると、新たに10歳未満の未就学児~70代の男女6人の感染を確認した。このうち未就学児~10代の男女4人が入院調整中で、いずれも同居家族に陽性者がいた。