埼玉県秩父市は1日、新型コロナウイルスの感染者数が全国的に増加傾向にあることから、原則1回としていたPCR検査キットの提供について、市内の介護老人福祉施設などは同日から2回目以降も提供すると発表した。

　提供場所は市歴史文化伝承館1階にある市地域医療対策課窓口で、代金は1キット千円。発熱などの症状がなく、接触者に該当しない人が対象となる。検査結果は「高リスク」か「低リスク」で通知され、高リスクの場合には必ず同課へ連絡することなどについて同意することが必要。変異株（英国型、南アフリカ型、ブラジル型）も検出されるが、検出したウイルスが通常型か変異株かの判断はできない。

　市が提供するPCR検査キットは2月10日から3月31日までで1353キットが販売されたが、高リスクと判定された報告はないという。

　問い合わせは、同課（電話0494・22・2279）へ。