<新型コロナ>埼玉・川口の老人ホームでクラスター カラオケ店の従業員や利用者ら163人感染、2人死亡
2021/04/03/00:00
埼玉県などは2日、新型コロナウイルスに感染していた2人の死亡と、新たに163人の感染を確認したと発表した。新規感染者は11日連続で100人を上回り、県の担当者は「徐々に増えている」と危機感を示した。感染者の内訳は、県発表101人、さいたま市23人、川口市28人、川越市4人、越谷市7人。
累計感染者は3万3123人(チャーター便帰国者含む)、死者は703人(2日午後7時現在)。
2日午後9時時点の重症者は36人、感染者の入院は487人、ホテル療養306人、自宅療養365人。退院・療養終了は3万925人。
県によると、70代女性と80代男性が死亡した。県管轄で詳細が判明したのは未就学児~80代の男女84人。そのうち20~80代の7人は別々のカラオケ店の従業員や利用者だった。また、神川町や本庄市の未就学児4人は同じ児童施設を利用していたという。東部地区の県立学校では30代男性教職員が感染し、県統計課では70代女性職員の感染が確認された。
さいたま市によると、感染が判明したのは10~80代の男女23人。市内医療機関に勤める医療職の70代女性は夫に陽性が確認されていた。市外の高校に通う10代男子生徒も陽性だった。
川口市によると、20代の公務員男性から90代の無職女性など男女28人の感染を確認した。うち18人は市内の介護付き有料老人ホームの入所者で、市はでクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。
越谷市によると、感染が判明したのは20~70代の男女7人。うち2人は家庭内、1人は職場に陽性者がいた。
川越市によると、20~70代の男女4人の感染を新たに確認した。