埼玉新聞

 

春日部駅、東武スカイツリーライン上りホームを今夜閉鎖へ…最終列車が出たあと あす12日の始発列車から“仮”ホームに移行 進む高架化事業、今後の流れは

  • 春日部駅付近連続立体交差事業のイメージ図の一部(市提供)

    春日部駅付近連続立体交差事業のイメージ図の一部(市提供)

  • 春日部駅付近連続立体交差事業のイメージ図の一部(市提供)

 東武春日部駅(同市粕壁1丁目)の高架化事業で、東武鉄道は12日の始発列車から、新しく整備した伊勢崎線(スカイツリーライン)上り仮ホームの供用を開始する。

 現在使用している上りホームの東側に、仮上り線と仮ホームを設置した。12日から越谷、北千住、浅草、押上方面の上り列車が停車する。これまでの上りホームは11日の最終列車が出た後、閉鎖する。

 新しい仮ホームは新1番線と新2番線。東武鉄道によると、12日から上り列車は新2番線に停車し、回送列車などが新1番線を利用するという。

 同駅高架化事業は、現在使用しているホームと線路を地上の高さでいったん東側に寄せる。今回整備した伊勢崎線上りを皮切りに、同下り線、野田線(アーバンパークライン)野田方面、同大宮方面の順に移し替えた後、西側から逆の順番で高架化を進める。

 同駅高架化事業は東武伊勢崎線、野田線計約2・9キロメートルと駅舎を高架化する事業。「開かずの踏切」の解消、東西の往来を可能にすることで周辺まちづくりの活性化などを図る。事業主体は県。総事業費は約650億円。2031年度末までの完成を目指す。
 

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