<新型コロナ>リバウンド始まっている…埼玉県知事「厳しい状況」 まん延防止措置、県内適用には慎重
2021/04/05/00:00
埼玉県の大野元裕知事は4日、全国知事会の新型コロナウイルス対策本部の会合で発言し、新型コロナ感染症を含む発熱患者を診察する「診療・検査医療機関」への国の継続的支援を求め、変異株検査を行政検査以外にも拡大することなどについて、国への要望に盛り込むことを求めた。
診療・検査医療機関について大野知事は、県内ではホームページで医療機関を公開しており、「第3波」のピーク時も有効であったことを強調し「リバウンド(再増加)、変異株に備えるためにも国の継続的支援をぜひ検討いただきたい」と述べた。
会議後、大野知事は記者団に対し、県内の感染動向について各指標が上昇傾向にあることから「リバウンドが始まっている。厳しい状況」と指摘。「まん延防止等重点措置」が3府県で適用されることについては、「われわれとしては今後の状況を注意深く見たい。現時点ではとにかく新規陽性者を抑制すること」と県内での適用に慎重な考えを示した。