大野元裕埼玉県知事は6日の定例会見で、新型コロナウイルスの県内感染状況について「リバウンドがすでに始まっている」と述べ、3月21日に解除された緊急事態宣言以降、再拡大の傾向が見られることに「楽観できない」と警戒感を示した。
知事は高齢者の「昼カラ」などカラオケ店での感染が疑われる事例が連日報告されているとし、「重症化リスクの高い高齢者に感染を広げる役割を果たすことを懸念している」と指摘。「これ以上増えればカラオケの営業自粛要請や施設の使用停止をお願いする恐れがある」と述べ、改めて対策徹底を呼び掛けた。