埼玉新聞

 

西武HD、4月5日に池袋最大級のビル「ダイヤゲート」へ本社移転 竣工式で誓い 西武線またぐ特殊構造

  • 西武ホールディングスが池袋駅の近接地で整備を進め、25日に竣工式が行われた「ダイヤゲート池袋」(西武HD提供)

 西武ホールディングス(HD、所沢市)は25日、同社グループが池袋駅(東京都豊島区)の近接地に建設した新たな賃貸オフィスビル「ダイヤゲート池袋」の竣工(しゅんこう)式典を開いた。同HDの後藤高志社長ら関係者が出席し、池袋エリアの新ビジネス拠点の発展を誓った。

 同HDは4月5日に新ビル内へ本社を移転し、都内を軸に事業を推進する。

 同ビルは2015年7月に着工し、総事業費約380億円を掛けて整備を進め、2月28日に竣工した。鉄骨造の地下2階、地上20階建て、延べ床面積は約5万平方メートルで、西武池袋線をまたぐ特殊構造となっている。

 1~2階は、飲食店などの商業テナントが入る。4~18階はオフィスフロアで、基準階貸室面積は池袋エリア最大の約2100平方メートル。総貸室面積でも同エリアでトップクラスとなる。

 同HDは新ビルの17、18階に入る。グループ企業のプリンスホテルが14、15階、西武プロパティーズは14階に入り、それぞれ4月15日に本社を新ビル内に移す。

 竣工式で後藤社長は「新ビルは賃貸面積が池袋エリア最大級のオフィスビル。新たなランドマークタワーとしてビジネス拠点はもちろん、構想のある池袋駅の東西をつなぐデッキと接続すれば、地域の核にもなりうる施設。地域発展にも寄与したい」と力を込めた。

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