<新型コロナ>新クラスター発生続く 埼玉154人感染3人死亡 職場の41人検査へ 教諭や児童生徒が
埼玉県などは8日、新型コロナウイルスに感染していた70~90代の男女3人が死亡、新たに154人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が87人、さいたま市39人、川口市13人、川越市7人、越谷市8人。
これまでに確認された感染者は3万3920人(チャーター便帰国者含む)、死者は714人(8日午後6時現在)。
8日午後9時時点の重症者は34人、感染者の入院は490人、ホテル療養351人、自宅療養440人。退院・療養終了は3万1610人。
県によると、県管轄では70、80代の男性2人が死亡した。8日に感染の詳細が判明したのは10~90代の男女77人。狭山市の30代女性1人と10代の男女5人は県外の小中高校の教職員と児童生徒で、県内の医療機関で検査を行ったところ感染が確認された。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女39人。30、40代の女性3人は市内高齢者施設の職員で、この施設では利用者2人の陽性も確認されていた。濃厚接触者として職員と利用者計41人にPCR検査を実施する。家庭内感染による未就学児4人の陽性も分かった。
川口市によると、入院していた90代女性が6日に死亡した。感染が判明したのは10~70代の男女13人。うち1人はクラスター(感染者集団)が発生した介護付き有料老人ホームの職員で、同所の感染者は計39人(入居者29人、職員10人)になった。特別養護老人ホーム「川口かがやきの里」では、これまでに6人(職員2人、入所者4人)の感染を確認し、市は同所でクラスターが発生したと認定した。
また、市立保育所の女性保育士1人と、心身障害者福祉施設「市立わかゆり学園」の男性職員1人が感染したことが分かり、両園は当分の間、休園し、職員や利用者の検査などをする。
川越市によると、感染が判明したのは20~50代の男女7人。市職員の感染に伴うPCR検査の結果、広聴課の50代男性職員の感染が分かった。
越谷市によると、感染が判明したのは20~50代の男女8人。