3分で盗んだカーナビ7台…店侵入の38歳男ら逮捕、カーナビ売った70歳男も 似た事件100件超
2021/04/09/00:00
行田市の自動車用品店でカーナビゲーションを盗んだとして、県警捜査3課と越谷、行田、新座、川越、東入間、朝霞署は8日、窃盗と建造物侵入の疑いで、住所不定、無職の男(38)、志木市中宗岡5丁目、無職の男(38)、東京都板橋区高島平1丁目、無職の男(70)を逮捕した。
逮捕容疑は共謀の上、昨年11月16日深夜、行田市持田の自動車用品店に侵入し、カーナビ7台(計90万1340円相当)を盗んだ疑い。県警は認否を明らかにしていない。
同課によると、現場に行ったのは実行犯の38歳男2人のほか、見張り役の男1人。出入口のガラスを工具などで壊して侵入し、約3分で犯行に及んだ。70歳男は盗品の処分役で、都内の買取店や質屋で約60万円で売却したという。
昨年9月ごろから県内の自動車部品販売店で、主にカーナビが盗まれる事件が相次いで発生。手口や防犯カメラの捜査などから、38歳男らの関与が浮上した。
県内や栃木県、群馬県では同年9月以降、同様の事件が100件以上発生。容疑者の中には「50件以上やった」とほのめかしている者もいるという。県警は住所不定38歳の男を主犯格として1~4人で犯行を繰り返していたとみて、関連を調べている。