入金方法が…女性に尋ねられた埼玉のコンビニ店長、連絡先に電話 「仮想通貨の取引」に詐欺確信した店長は
2021/04/10/00:00
特殊詐欺被害を未然に防いだとして、川越署は8日、ファミリーマート鶴ケ島駅西店の店長西久保卓也さん(58)に感謝状を贈った。
同署によると、西久保さんは3月29日午後5時ごろ、通話しながら店内の多目的情報端末機を操作している70代女性が「30万円を入金したいが、方法が分からない」と尋ねてきたことから詐欺を疑った。女性から通話相手の連絡先を聞いて電話を掛けたところ、「仮想通貨の取引をしている」などと話したことから詐欺を確信、警察に通報した。
感謝状を受け取った西久保さんは「直接相手に電話して、本当に詐欺なのかを確かめたかった。これからも高齢者をサポートしていきたい」と話し、同署の小川英規署長は「詐欺被害が多発する中、水際防止の協力に感謝したい」とたたえた。