<新型コロナ>カラオケの店で利用者や従業員ら 系列の介護施設でクラスター 埼玉で1人死亡、142人感染
埼玉県などは10日、新型コロナウイルスに感染していた80代男性1人が死亡、新たに142人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が80人、さいたま市40人、川口市11人、川越市6人、越谷市5人。
これまでに確認された感染者は3万4193人(チャーター便帰国者含む)、死者は715人(10日午後6時現在)。
10日午後9時時点の重症者は34人、感染者の入院は491人、ホテル療養370人、自宅療養453人。退院・療養終了は3万1875人。
県によると、詳細が判明したのは未就学児~70代の男女80人。昼間にカラオケができる飲食店の利用者1人の感染が確認された。店の従業員に感染者がいたという。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女40人。地域密着型通所介護施設「健康倶楽部 楽」(桜区五関)と系列の地域密着型通所介護施設「リハビリ倶楽部 楽」(桜区神田)で、新たに5人の陽性者が確認され、市保健所はクラスター(感染者集団)が発生したとして施設名を公表した。通所者と従業員全員にPCR検査を行い、10人の陽性と35人の陰性を確認し、残り5人は結果を待っている。両施設は離れた場所で運営されていたが、重複して利用する通所者や従業員もいたという。
川口市によると、感染が判明したのは20~80代の男女11人。うち50代男性は、クラスターが発生している介護付き有料老人ホームの入所者で、同施設の感染者は計41人(入所者30人、職員11人)となった。同じくクラスターが発生している特別養護老人ホーム「川口かがやきの里」でも、新たに入所者の80代女性の感染が判明し、同施設の感染者は計7人(入所者5人、職員2人)になった。
川越市によると、感染が判明したのは30~80代の男女6人。
越谷市によると、80代男性が死亡した。感染が判明したのは、40~70代の男女5人。