茶どころの風物詩、入間で「春整枝(はるせいし)」 一番茶摘みは5月大型連休ごろ 狭山新茶の出来は
2019/03/26/00:00
茶摘みシーズンを前に狭山茶の主産地である入間市で、茶葉の表面を刈り込む「春整枝(はるせいし)」が始まった。春整枝は、新茶を摘む際に木茎や古葉が混入しないよう最上部の葉を摘採機で2センチほど伐採する作業。春分を過ぎた頃に行われ、茶どころの風物詩となっている。
同市新久の間野園は、周辺茶畑の先陣を切って春整枝を行った。朝8時半ごろから、生産者の間野晃生さん(45)が摘採機で作業を開始した。間野さんは約2ヘクタールの茶畑で狭山茶を生産し、春整枝は今月いっぱい続くという。
今季は適度な気温や雨に恵まれ、良好な冬越しで狭山新茶の出来は期待できるという。一番茶摘みは5月の大型連休ごろの見通し。