埼玉新聞

 

シェイクスピア作品とコラボ さいたま芸術劇場のレストラン、物語とリンクしたフランスの料理を提供

  • コース内容を考案した菅沢敏シェフ=さいたま市中央区の彩の国さいたま芸術劇場内「ペペロネ」

  • 物語のストーリーとリンクさせたデザート

 さいたま市中央区の彩の国さいたま芸術劇場で行われる舞台「終わりよければすべてよし」の世界を、料理でも楽しんでもらおうと同劇場内のレストラン「ペペロネ」では、舞台にちなんだコースを提供する。5月12~29日の舞台期間中限定(月曜日定休)。

 彩の国シェイクスピア・シリーズ第37弾で、シリーズ完結作品の「終わりよければすべてよし」のコラボコースは全3品で3000円(税込み)。内容は、物語の舞台フランスの料理。

 見た目にも鮮やかな前菜はヤングコーン、麦、ニンジン、ブロッコリー、菜の花のゼリー寄せ。香草のディルとビーツのピューレが添えられており、さわやかな味わいが楽しめる。主菜は、フレンチの王道、牛頬肉の煮込みとカモ肉のブルーベリー掛け。

 「物語の内容とリンクさせたこだわりの一品」とシェフの菅沢敏さんが話すのはデザート。病床に伏すフランス王のシーンをイメージした「ベッド」や、ストーリー展開で鍵を握る「指輪」をビスケットやショートケーキ、フルーツ、クレープを使って再現している。

 菅沢さんは「旬の具材をふんだんに使った前菜で、季節を感じながら、コースを進めるごとに物語のシーンを重ね合わせて楽しんでほしい」と語っている。

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