埼玉新聞

 

<新型コロナ>施設クラスター計9人に 埼玉156人感染3人死亡 西部の県立学校、児童生徒が感染

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは13日、新型コロナウイルスに感染していた男女3人が死亡し、新たに156人の感染を確認したと発表した。感染者の内訳は、県発表が86人、さいたま市47人、川口市9人、川越市1人、越谷市13人。火曜日の感染者が150人を超えたのは2月9日の173人以来、63日ぶり。

 これまでに確認された感染者は3万4583人(チャーター便帰国者含む)、死者は720人(13日午後7時現在)。

 同日午後9時時点の重症者は30人、感染者の入院は476人、ホテル療養334人、自宅療養432人。退院・療養終了は3万2349人。

 県によると、13日に詳細が判明したのは未就学児~90代の男女73人。クラスター(感染者集団)関連では、新たに県内の高齢者施設で職員1人が感染し、計9人に上った。また、県教育局は西部地区の県立学校で児童生徒1人が感染したと発表した。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女47人。30代男性は市内障害者施設の利用者で、同施設での感染者は4人目。感染経路では家庭内感染が15件確認された。80代女性は中等症。

 川口市によると、8日に80代男性、12日に80代女性が、いずれも入院中に死亡した。新規感染者は20代女子大学生から80代無職女性まで9人。うち1人は介護付き有料老人ホームの入居者だった。また、鳩ケ谷衛生センターの20代の男性職員の感染が分かった。この職員は9日まで通常勤務し11日から休んでいる。保健所で濃厚接触者などを調べている。

 越谷市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満~70代の男女13人。うち5人は家庭内、2人は職場で感染した。10代の男子学生は同じ部活動に陽性者がいた。

 川越市によると、入院していた80代男性が9日に死亡した。新規感染者は50代女性の1人。

ツイート シェア シェア