埼玉新聞

 

おいしいクッキーいかが 埼玉各地の福祉作業所で手作り、詰め合わせをオンライン販売 GWにぜひ

  • 定番のおいしさが売りの「基本のプレーンセット」(提供写真)

 NPO法人「クッキープロジェクト」(さいたま市浦和区)は、障害のある人たちの手作りクッキーの販売が新型コロナウイルスの影響で減少していることから、県内の福祉作業所25団体と連携して、「クッキーバザールオンライン2021」を行っている。福祉作業所の販路の開拓を支援しようと、初めて企画され、「おいしくて楽しいクッキーを購入して、応援してほしい」と呼び掛けている。

 同法人は、障害のある人やプロのシェフ、デザイナー、学生、主婦、会社員らが、福祉作業所で手作りするクッキーなどの商品開発に取り組んでいる。代表理事の若尾明子さんによると、コロナの感染拡大でイベントなどが中止になり、福祉作業所の多くは販売機会を失った。全体的に売り上げが減少する中、8割減少したり、家族が買い支えしている作業所もあるという。

 参加しているのは、さいたま市や川口市、川越市、深谷市、吉川市などの福祉作業所25団体。「ココア大好きセット」「ヘルシー小腹セット」「3時のうふふセット」など、各福祉作業所の手作りのクッキーやドーナツを詰め合わせて、千円前後で限定販売している。

 若尾さんは「コロナの影響を受けて対面販売が難しいので、オンライン販売を企画した。応援している福祉作業所ばかりではなく、いろいろな作業所のクッキーを詰め合わせている。楽しく個性豊かな商品があるので、ゴールデンウイークに楽しんでもらえれば」と話していた。

 同法人の通販サイト「おかし屋マーブルオンライン」から申し込む。注文の受け付けは20日までで、配送は27~29日の予定。

 問い合わせは、同法人(電話048・717・1689)へ。

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