県への適用が決まった新型コロナウイルスのまん延防止重点措置について、高田直芳教育長は16日の定例会見で「先行して適用されている東京や大阪でも学校は休業していない」として、授業や学校行事は維持する考えを示した。部活動についても「全体を止める考えはない」とした。

　国内で流行の兆しがある変異株については「子どもでも感染しやすく、重症化する可能性があると聞いている」と懸念を示し、「感染防止対策を確認し感染リスクを下げながら、自分たちの活動を止めないための方法を生徒たちにも考えてもらいたい」と述べた。

　県立学校では現在、部活動は平日と土日で1日ずつ休みを設けることを定めて実施されており、合宿は原則禁止されている。県の担当者は「身体的接触を伴う部活動は大会前には練習をしなければ逆にけがの恐れがある。大会後には練習日数や時間を見直すなどの対応を学校で適宜取ってほしい」と話した。