<新型コロナ>緊急宣言の解除後で最多…207人が感染、2人死亡 埼玉で200人超は2カ月ぶり
埼玉県などは17日、新型コロナウイルスに感染していた男女2人が死亡し、新たに207人の感染を確認したと発表した。2度目の緊急事態宣言解除後では最多の新規感染者で、200人を超えるのは210人だった2月18日以来、約2カ月ぶり。内訳は、県発表130人、さいたま市37人、川口市16人、川越市9人、越谷市15人。
これまでに確認された感染者は3万5286人(チャーター便帰国者含む)、死者は728人(17日午後7時現在)。
同日午後9時時点の重症者は31人、感染者の入院は471人、ホテル療養は355人、自宅療養は507人、退院・療養終了は3万2857人。
県によると、県管轄では70代と80代の女性2人が死亡した。17日に詳細が判明したのは未就学児~90代の男女132人。県内高齢者施設では90代の女性入所者の感染が新たに分かり、同施設の感染者は計10人。また県内製造工場では、いずれも加須市の20代男性6人の感染が分かり、同工場の関係は計13人となった。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90歳以上の男女37人。うち90代女性は、クラスター(感染者集団)が発生している通所介護施設「健康倶楽部 楽」と系列の地域密着型通所介護施設「リハビリ倶楽部 楽」の通所者で、同施設の感染者は計13人(通所者8人、職員5人)となった。市内障害者施設でも新たに利用者1人と職員1人の感染が判明し、同施設の感染者は計7人(利用者4人、職員3人)となった。
川口市によると、感染が判明したのは10歳未満~70代の男女16人。介護老人保健施設「グリーンビレッジ安行」で、6人の陽性者が確認され、市保健所はクラスターが発生したとして施設名を公表した。通所者と従業員全員にPCR検査を行い、6人の陽性を確認した。
越谷市によると、感染が判明したのは10~70代の男女15人。このうち5人は他自治体の住民だった。
川越市によると、感染が判明したのは、川越市居住の中学生や大学生ら10歳代から50歳代の男女8人と坂戸市居住の50歳代の施設職員女性の計9人。20代の男性2人は同居の友人らに陽性反応が確認されているが、ほかの陽性者は感染者との接触歴は不明。