埼玉新聞

 

埼玉・越谷市役所の新本庁舎が完成 格子戸のデザイン取り入れ、越谷らしさ生かす作り 業務は来月6日から

  • 新本庁舎の入り口付近でテープカットとくす玉開きが行われた=17日、越谷市越ケ谷4丁目の越谷市役所

  • 宿場町の特徴である格子戸のデザインなどを取り入れた外観=17日、越谷市役所

 越谷市越ケ谷4丁目の越谷市役所で17日、同市役所新本庁舎の落成式が開催された。新本庁舎は、免震構造鉄骨造り地上8階建て。市長・副市長室や議場など議会関連、市民課などの執務室、相談室や待合スペースなどが設けられ、災害対策機能も備えている。元荒川を望む「水郷テラス」や、宿場町の格子戸のデザインを取り入れた外装など、越谷らしさを生かした作りとなっている。

 式典には高橋努市長ら市の関係者のほか、大野元裕知事や地元選出議員、近隣自治体の首長ら来賓が出席。新本庁舎の入り口付近でテープカットとくす玉開きが行われ、高橋市長は「新庁舎が名実ともに越谷市のシンボルとなり、市民サービスやまちづくり、防災、文化コミュニティー拠点として機能するよう一層努力してまいりたい」と式辞を述べた。

 現在の本庁舎は、1969年の建設以来52年の長きにわたり供用してきた。建物の老朽化が進むとともに、耐震化を図ることなどを目的に2019年3月、新本庁舎の建設工事に着工。約2年の歳月を経て完成を迎えた。

 新本庁舎での業務は、大型連休明けの来月6日からスタートする。現本庁舎は7月から解体工事が行われ、多目的ホールなどを備える「(仮称)市民協働ゾーン」の建設工事が新たに始まる予定となっている。

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