埼玉新聞

 

<新型コロナ>学校クラスター2件発生 埼玉207人感染2人死亡 さいたまでも新クラスター計12人感染

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは20日、新型コロナウイルスに感染していた80代男性2人が死亡、新たに207人の感染を確認したと発表した。火曜日で200人を超えたのは2月2日の247人以来、77日ぶり。新規感染者の内訳は県発表が129人、さいたま市49人、川口市12人、川越市2人、越谷市15人。

 これまでに確認された感染者は3万5777人(チャーター便帰国者含む)、死者は735人(20日午後6時現在)。

 20日午後9時時点の重症者は32人、感染者の入院は485人、ホテル療養367人、自宅療養535人。退院・療養終了は3万3257人。

 県によると、20日に感染の詳細が判明したのは未就学児~80代の男女116人。クラスター(感染者集団)関連では、新たに県内の学校で17人が感染。保健所が詳細の調査を進めている。これまで4人の感染が確認されている別の高校では新たに4人の感染が判明した。

 さいたま市によると、80代男性が16日に死亡した。市内の死者は83人。感染が判明したのは10歳未満~80代の男女49人。市立高校の60代女性教職員と市立中学校の20代男性教職員は、それぞれ家庭内感染。また計12人が感染したとして、障害者支援施設しびらき(桜区新開)でクラスターが発生したと認定した。6日に20代男性職員が陽性となり、対象者130人(職員58人、入所者50人、ショートステイ利用者22人)にPCR検査したところ、12人が陽性となった。入所者1人は重症。入所者の男性フロアから多くの感染者が出たため、男性入所者17人を再検査する。

 市経済局農業環境整備課の40代男性職員の感染も分かった。窓口での市民対応はなく、濃厚接触が疑われる職員3人を自宅待機にしている。

 川口市によると、入院中だった80代男性が19日に死亡した。感染が判明したのは10~90代の男女12人。

 川越市によると、感染が判明したのは10~20代の女性2人。

 越谷市によると、感染が判明したのは10~50代の男女15人。うち7人が10代の男子学生など越谷市民、8人が草加市や東京都足立区などの住民だった。

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