埼玉新聞

 

作品に「大宮VS浦和」も登場 作家・新津きよみさん、埼玉のご当地ミステリー書くつもり 「翔んで埼玉」からもわかる…県民は何でも受け入れる土壌ある

  • 「城や山など変わらないものもある一方、さまざまなお店がなくなり、街の風景は永遠でないと気づいた」と話す新津きよみさん

    「城や山など変わらないものもある一方、さまざまなお店がなくなり、街の風景は永遠でないと気づいた」と話す新津きよみさん

  • 「城や山など変わらないものもある一方、さまざまなお店がなくなり、街の風景は永遠でないと気づいた」と話す新津きよみさん

 白岡市在住の作家・新津きよみさん(67)による長野県のご当地ミステリーが好評だ。松本市を舞台にした「ただいまつもとの事件簿」に続き、長野市が登場する第2弾「猫に引かれて善光寺」(いずれも光文社文庫)を昨年末に出版。同県大町市で生まれ育った新津さんは、両市になじみがあり、楽しみながら執筆したという。第3弾も構想中で、「街はどんどん変わり続ける。備忘録のように、街の記憶を物語の中に残したかった」と語る。
 
 執筆のきっかけは、光文社が2019年に実施した小説にしてほしい長野の名所を公募した企画。1位に「松本城」が選ばれ、同社から書き下ろしの依頼があった。松本市内の県立松本深志高校で青春を過ごしたこともあって「ぜひ書きたい」と即答した。

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