<新型コロナ>蕨高校で5人感染、川越の小学校は休校 埼玉227人感染 職場クラスターなど3件発生
埼玉県などは21日、新型コロナウイルスの感染者を新たに227人確認したと発表した。2度目の緊急事態宣言が解除されて以降、最多となる。感染者の内訳は、県発表が127人、さいたま市45人、川口市17人、川越市11人、越谷市27人。また、12~18日に確認された変異株の感染者は163人だった。
県によると、変異株に感染したのは10歳未満~70代の男女。うち50代と60代の男性2人は重症で、累計感染者は323人となった。職場関係2カ所を含む3カ所で、クラスター(感染者集団)が発生した。
これまでに確認された感染者は3万6004人(チャーター便帰国者含む)、死者は735人(21日午後7時現在)。
20日午後9時時点の重症者は32人、感染者の入院は485人、ホテル療養367人、自宅療養535人。退院・療養終了は3万3257人。
県によると、21日に詳細が判明したのは未就学児~90代の男女111人。クラスター関連では、これまでに8人の感染が確認されていた県内の学校で児童生徒1人が感染し計9人となった。また、別の県内の学校では児童生徒5人が感染し、計22人に上った。
県教育局によると、県立蕨高校で新たに生徒5人が感染した。5人は同じ部活に所属しており、5月1日まで同部の活動を停止する。また、県西部の県立学校で教職員1人が感染した。
さいたま市によると、感染が判明したのは未就学児~80代の男女45人。40~50代の無職男性4人はクラスターが発生している障害者支援施設「しびらき」の入所者。再検査した同じフロアの入所者17人のうち13人は陰性で、感染者は計16人となった。10代女性3人は市外の高校の生徒で、同じ部活動で感染したとみられる。
川口市によると、10歳未満の未就学男児から90代の無職女性まで男女17人の感染を確認。うち1人は特養グリーンビレッジ安行の入所者。同園の感染者は9人(入所者7人、職員2人)になった。
川越市によると、10~80代の男女11人の感染が判明。3家族から7人の感染者が出た。市立小学校の50代女性教諭の感染が分かり、同校は21、22日臨時休校となった。
越谷市によると、感染が判明したのは、未就学児女児を含む80代までの男女27人。