埼玉新聞

 

ミニストップ店員、常連客がいつもと違う買い物…直感で通報、詐欺阻止 翌日、お礼を言いに来た常連客

  • 川口署の山口東生活安全課長(左)から感謝状を受け取った(右から)安田純一さん、神山貴洋さん、安藤設子さん=19日午前、川口署

 特殊詐欺被害を未然に防いだとして川口署は19日、コンビニエンスストアのミニストップ川口上青木店店員の安藤設子さん(52)、ファミリーマート川口南前川店店員の神山貴洋さん(20)、セブンイレブン川口伊刈店オーナーの安田純一さん(47)に感謝状を贈呈した。いずれも電子マネーが絡んだ特殊詐欺を見破った。

 ミニストップ川口上青木店には1日、70代男性が来店。店員の安藤さんは常連の男性が今まで買ったことのない1万円の電子マネーを購入しようとしていたことから詐欺を疑った。ファミリーマート川口南前川店には1日、60代男性が訪れ、「ゲームの課金をする」と電子マネーカード4枚(15万9500円)を購入しようとしているのを店員の神山さんが不審に思った。セブンイレブン川口伊刈店には4日、70代男性が来店。「パソコンの修理代が必要」として4万5千円の電子マネーを買おうとしたことから、安田オーナーが詐欺を見抜いた。

 安藤さんは「お役立てできて何より」、神山さんは「以前は防げなかったことがあったので、防げて良かった」、安田さんは「次の日にお礼に足を運んでいただいた。未然に防げて良かった」と、いずれも笑顔で話していた。

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