県教育局は22日、2月26日に実施した2021年度県公立高校入試の学力検査について、学校選択問題受験者の平均点は数学が前年比0・8点増の56・0点、英語が同2・7点増の61・6点だったと発表した。学校選択問題は難度の高い応用的な問題が含まれ、21校の9659人（前年度比249人増）が受験した。

　学力検査問題の平均点は国語、社会、理科でそれぞれ11・5点、7・2点、5・1点増加した一方、数学、英語ではそれぞれ5・7点、0・8点下がった。

　全日制を受験した3万9157人のうち、3万4681人が合格し、競争率は1・13倍（前年度は1・14倍）。定時制は受験者1075人のうち1053人が合格し、競争率は1・02倍（同1・01倍）だった。

　全日制では1458人の欠員募集が行われ、228人が受験、全員が合格した。欠員補充後も全日制57校では募集人員に計1236人足りなかった。定時制で募集人員に満たなかったのは24校だった。

　全日制の各教科（各100点満点）の平均点は次の通り。（カッコ内は20年度）

▽国語68・7点（57・2点）

▽社会62・6点（55・4点）

▽数学62・2点（67・9点）

▽理科56・2点（51・1点）

▽英語51・4点（52・2点）

▽数学（学校選択問題）56・0点（55・2点）

▽英語（学校選択問題）61・6点（58・9点）