大宮署は26日、詐欺の疑いで、千葉県松戸市五香7丁目、無職の男（23）を逮捕した。

　逮捕容疑は26日午後2時ごろ、氏名不詳の者と共謀し、さいたま市大宮区の無職女性（89）方に金融機関職員を名乗って「キャッシュカードのICチップが変わる。新しい物に交換する必要がある」と電話をかけ、キャッシュカード2枚をだまし取った疑い。

　同署によると、約50分後、大宮駅近くの金融機関で、マスクをしたスーツ姿の男が携帯電話を利用しながら現金自動預払機（ATM）を操作し、女性のキャッシュカードで12万8千円を引き出したのを、警戒していた捜査員が職務質問して犯行が発覚した。

　男は「お金がないから受け子をやった」と容疑を認めているという。