<新型コロナ>蕨高校など5校で感染 酒提供の飲食店員も…埼玉109人感染1人死亡 病院の一部入院中止
埼玉県などは26日、新型コロナウイルスに感染していた80代男性1人が死亡、新たに109人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が66人、さいたま市18人、川口市19人、川越市2人、越谷市4人。
これまでに確認された感染者は3万6993人(チャーター便帰国者含む)、死者は739人(26日午後6時現在)。
25日午後9時時点の重症者は29人、感染者の入院は535人、ホテル療養366人、自宅療養768人。退院・療養終了は3万3994人。
県によると、県管轄で詳細が判明したのは10~80代の男女49人。酒類を提供する飲食店の従業員2人の感染が確認された。会食関係では1人が感染した。県教育局によると、県立蕨高校を含む県立学校5校で児童生徒6人が感染した。蕨高校の感染者は計7人となり、いずれも同じ部活動に所属していたという。
さいたま市によると、22日に80代男性が死亡した。市内の死者は84人。感染が判明したのは、10~90代の男女18人。20代女性は緑区の市立病院の看護師。19日に救急外来で緊急搬送された患者の陽性が判明し、対応した職員21人にPCR検査をして、看護師の陽性が分かった。15人は陰性が確認されている。勤務していた脳神経外科・脳神経内科病棟の入院患者30人と職員57人に順次、検査を行う。同病棟の新規入院は当面中止とする。クラスター(感染者集団)が発生している伊藤製パン岩槻工場では従業員1人が加わり、計38人となった。
川口市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女19人。重症者はいない。25日に市内の民間保育所で園児1人の感染が分かり、同園は26日から5月1日まで調査のため休所している。
川越市によると、感染が判明したのは50~60代の男女2人。いずれも同居家族に陽性者がいた。
越谷市によると、感染が判明したのは20~70代の男女4人。