<新型コロナ>検査ミス…陰性の13人に陽性判定 検査機関に是正求める 検体のシールずれていた
2021/04/27/00:00
県は26日、県内の高齢者施設の職員に実施している一斉PCR検査で検査ミスがあり、11施設の13人が本来陰性のところ陽性と誤判定されていたと発表した。検査機器で検体を覆うシールがずれていたためで、県は検査機関に是正策の徹底を求めた。
誤判定を受けた13件の検査は21日に行われた。検査機関が陽性率の高さを不審に思い22日に再検査したところ陰性となり、23日に県に報告した。県の一斉検査では、陽性となった場合、医師の確定診断を受ける手順となっており、13件については医師が陽性と診断せず、保健所に感染者の発生届が出されたものはなかった。
県高齢者福祉課は「検査機関のミスなので責任は機関にあるが、県としては施設に生じた損害を取りまとめ、補償などの対応を求めていく」と説明した。