埼玉新聞

 

イオンモール川口、5月オープン前に「ふるさとの森植樹祭」 イオン隣の鳩ケ谷高生ら参加「一生の記念に」

  • 宮脇昭さんが指導するイオンふるさとの森植樹祭に参加した鳩ケ谷高校の生徒たち=11日、川口市安行領根岸のイオンモール川口で(鳩ケ谷高校武藤浩一さん提供)

 イオンモール川口が5月28日、川口市安行領根岸でオープンする。これに先立ち、11日、同所でイオンふるさとの森植樹祭が同所で行われ、隣の県立鳩ケ谷高校(井上一也高等、生徒数832人)の園芸デザイン科などの生徒ら40人が参加した。

 森づくりはイオングループが取り組む環境保全・社会貢献活動の一環。その地域に自生する「ふるさとの木」を選んで植え、大切に育てることで「その土地本来の自然林の復活」を提唱する横浜国立大学名誉教授の宮脇昭さんの指導を受けた活動だ。

 植えた樹木は総計で約3000本。シラカシやヤブツバキなど41種。このうち鳩ケ谷高生徒が受け持ったのは、ヤブニッケイ、カツラや、ユキヤナギ、ツバキなど計168本。

 参加した生徒たちは「一生の記念になった」「ここに来て木の成長を見るのが楽しみ」「この木が自分の高校生活の証しになる」などと話した。

 付き添った園芸デザイン科教諭の森藤理央子さんは「みんなの思い出につながるといい」。武藤浩一教頭(52)は「この木々たちが学校の成長も見守ってくれる」と話した。

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