新しいコトへ挑戦 埼玉トヨペットHDグループ、21年度方針発表 平沼社長「新しい知恵で変化に対応を」
2021/04/30/00:00
埼玉トヨペットホールディングス(HD)は27日、オンラインで「2021年埼玉トヨペットHDグループ年度大会」を開催した。昨年10月からHD体制に移行。21年度の埼玉トヨペット、トヨタレンタリース新埼玉、ハッポーライフ彩生のグループ総売上高は1352億8千万円、経常利益は6億6千万円の目標を掲げた。
自動車を取り巻く環境は大きな転換期を迎えており、グループ全体のテーマは「新しいコトへのチャレンジ」とした。平沼貴之社長は「新しい知恵を出し続け、変化に対応して困難を乗り越えられるグループにしていこう」と呼び掛けた。
同HDは、グループの飛躍に向けた戦略を加速。既にスタートしている事業会社の管理本部のほか、営業本部の集約も検討する。各社の権限や責任の移譲、事業構造改革の推進も図り、持続可能な開発目標(SDGs)にも積極的に取り組む方針。
埼玉トヨペットは、昨年5月の全車種併売化により、引き続き収益的に厳しい状況が続くと予測。顧客を100%守る活動と整備需要、保険の継続率や携帯電話の他社への流出防止など全方位での完全掌握の実現を目指す。
トヨタレンタリース新埼玉では、埼玉トヨペットとの協業で相乗効果を確立。ハッポーライフ彩生は、自動車施工技術のノウハウを生かした新事業や再生ペレットの新たな製品化を模索していく。
コロナ禍が続く中、グループ全体でリモートワークの推進、時差出勤、2班体制による働き方を継続し社員が安心できる環境づくりにも注力する。年次大会では、優秀な成績を上げた拠点やスタッフの表彰も行われた。