県は8日、狭山市で4月26、28日、5月7日にカラス計14羽が死んでいるのが見つかったと発表した。検査の結果、鳥インフルエンザは陰性で、殺虫剤などに使われる有機リン化合物「シアノホス」が検出されたという。
県によると、死亡したカラスが発見されたのは狭山市新狭山や東三ツ木で、各日に市からの通報を受けた県西部環境管理事務所が計12羽の死がいを回収した。
狭山市では1月にもカラスなど計12羽の死骸が見つかり、シアノホスが検出されていた。県は周辺でのパトロールを強化し、農薬の適切な管理や使用について周知徹底するとしている。