「初めは9坪の店」台湾カフェイメージした新店舗 餃子や小籠包がおすすめ 親子3人で切り盛り 「美味しい料理をたくさんの人に」 越谷のSEIKOUEN
本格中華料理店として、地元常連客でにぎわう。牧野俊宏さん(37)が一昨年から、父の正さん(67)と母佑香さん(61)とともに新店舗を切り盛りする。俊宏さんは「2人(両親)がいるから今がある。味を守りつつ自分のスタイルを出せれば」と奮闘している。
正さんと佑香さんが1999(平成11)年、越谷市東越谷で、台湾料理店「正香園」を開店した。正さんは「初めは9坪の店。周りに店が少なかったこともあり繁盛した」と当時を振り返る。
店舗を市内西方に移転。一昨年、再び東越谷に戻るタイミングで、俊宏さんにバトンタッチした。正さんは「継いでくれたことがうれしい。頑張って欲しい」と俊宏さんにエールを送る。
店内は台湾カフェをイメージ。カジュアルスタイルにリニューアルした。「しじみのにんにく正油漬け」(税込み748円)はじめ、本格台湾料理、餃子、小籠包などがおすすめだ。夜は居酒屋、宴会も楽しめる。家族連れ、公務員、ビジネスマンら古くからのファンでにぎわう。
市とのコラボ企画「ガーヤちゃんまん」(3個税込み638円)は、市のキャラクターで越谷特別市民「ガーヤちゃん」をモチーフにした中華まん。市内で知る人ぞ知る逸品だ。
俊宏さんは二代に渡り、両親と自慢の店を守り続ける幸せをかみしめる。「3人だからできることがある。美味しい料理をたくさんの人に知って欲しい。それが私の使命」と意気込みを語った。
【メモ】「SEIKOUEN」越谷市東越谷8丁目15の3、東武越谷駅東口から約2キロ、市役所中央通り沿い。市立病院そば(電話048・965・5155)。営業時間午前11時~ラストオーダー午後2時半、夜は午後5時から同9時半。月曜定休日。
【主な人気メニュー(価格は税込み)】「しじみのにんにく正油漬け」(748円)、「ぷりぷりエビマヨ台湾スタイル」(1408円)、「エビの甘辛炒め」(1408円)、「こだわりの担々麺」(968円)、「えび腸粉」(825円)、「小籠包」(6個858円)